留学エージェント無しで中国留学ビザ申請してみた。

28才という謎のタイミングでホテルを退職し、2019年3月から中国に留学に行くことになりました。半年間語学学校に行ってそのあと4年制の本科に移るので最大4年半行くことになります。

留学手続きにお金をかけたくなかったので留学エージェントを通さずに学校とやりとりしてきました。

そしてこの度無事に留学ビザ（X1）を取得する事が出来ましたので約3か月間の軌跡をざっくりとお話したいと思います。
※ビザ申請手順や必要書類は省や学校にもよって違うと思うのでご注意下さい。

学校選び

”中国に留学に行く”という事は以前から目標にしていたのですが、実際何省のどういった大学に行くかという事は去年11月の時点で全くノープランでした。
まずは場所決めという事で中国人の友達が住んでいる事、日本人学生が比較的少なく物価も上海北京に比べると安そうなイメージがあった湖北省武漢を選びました。

具体的な学校と学科を選ぶ時の基準として
言語のハンデ、10年学業から遠ざかっているというハンデを考えて自分にとって最も簡単な学問は何だろうと考えを巡らせて自分には「ホテル経営学科」しかないという結論に達しました。言葉や数学等では他の学生に到底立ち打ち出来ないですがホテルの知識、経験ではむしろ誰にも負けないだろうと思っています。
後は湖北省でホテル学科がある学校をバイドゥで調べるだけでした。

入学手続き

ここが一番大変な部分でした。留学エージェントこそ通していませんが僕一人では学校とのやりとりに限界があるので武漢の友人が間に入ってくれる事になりました。
その友人も中国語しか話せないので結局は中国語のみでのやりとりでしたがメールの書き方のマナー等を全く知らないので非常に助かりました。

12月に入って、学校に入学希望の連絡をすると最終学歴の卒業証明・成績証明をPDFで送るように言われたので、僕の最終学歴である専門学校の書類を集め提出したのですが…
10日間待っても音沙汰なし。その後返信の催促をした翌日に来た返信が
「卒業証明のコピーじゃなくて原本をPDFで送ってほしい」
原本をPDFで送っていたので驚愕でしたが後々分かったのは僕の学校の卒業証明に押されている印鑑か朱肉に付けて押す一般的なタイプではなく点字みたいな凸凹で表現している変にオシャレなハンコだったのでPDF越しに見ると印鑑が押されていないように見えるのが原因でした。
写真だと凹凸が分かりやすいので写真を添付してこれが原本だよとメールで送ったのですがそこからまた一週間音沙汰無し…

一週間後来たメールにはこう書かれていました。
「あれが原本なのは分かったけど専門学校が正式な学歴と認められるか分からないから高校のを送ってほしい」
一応高校の卒業証明も取り寄せていたので再度PDFで送る事に…。なかなか進まない…。

更に一週間後に来たメールが
「これ正式な卒業証明じゃないよね？」
この時点で12月後半にさしかかっていたのでかなりイライラです笑
どうしたらいいのか分からないのでとりあえず高校の卒業証明も写真で送ってみました。

更に一週間後に来たメールが
「日本の卒業証明ってこういうのだよね？」という文章に添付されていた写真をみると
卒業式の時に貰う卒業証書の写真でした。
いや、それ卒業証明書じゃねえから！って思いつつ、この辺からからかわれてるだけ？と疑心暗鬼になりつつも卒業証書をPDFで送ってみて、これでまた難癖付けられたら他の学校当たるか…

そう思っていたのですが、なんと本当に卒業証書が正式な書類と認められて無事湖北省の教育庁？的な所に申請してくれました。高校と専門学校にお金を払って取り寄せた卒業証明書は無駄に終わりました笑。間に入ってくれた友人には感謝してもしきれないです。

ビザ申請

ここからは中国ビザセンターのホームページに掲載されている必要書類を揃えて持っていくだけです。申請用紙もウェブ上からダウンロードが出来ます。記入の仕方が一見複雑に見えますが、記入例はググれば出てきます。

いざ申請する時に初めて知ったのですがビザ申請すると数日間パスポートって拘束されるんですね。その場でシール貼られるだけかと思っていました。
ビザ申請から受け取りまでの期間は3日間でした。受付で手続きに躓くこともなく2,3分であっけなく終わりました。申請費用は8400円でVISAならクレジットが使えました
大阪の中国ビザセンターは心斎橋にあってこんな感じです。